Sanoyas

技術開発

LNG燃料船

LNG燃料船

船舶に関連する環境規制が順次強化されるなか、環境にやさしいクリーン燃料である液化天然ガス(LNG)を燃料とする430万キュービックフィート型木材チップ運搬船のコンセプトデザインを完成させ、そのデザインに対して、一般財団法人日本海事協会(ClassNK)から概念設計承認(AiP:Approval in Principle)を取得しています。

本船は、エネルギー効率設計指標(EEDI)にて40%以上の改善を可能としており、GHG(温室効果ガス)削減戦略の2050年目標である「総排出量50%削減」の達成へ貢献することのできるデザインであると考えています。

サノヤス造船は、LNGに限らず、省資源と地球環境保護を目指して、先端技術を駆使した省エネルギーとCO2・環境汚染削減に積極的に取組んでいます。

省エネ装置

省エネ装置
省エネ装置2

“STF (Sanoyas Tandem Fin)”は、2006年5月に特許を取得した船舶の省エネフィン装置です。単板構造のフィンを、プロペラ前方の船体外板に個別に2~3枚配置した非常にシンプルな船舶の省エネ装置で、船体抵抗の減少と推進効率の向上に寄与します。

“ACE DUCT (Sanoyas Advanced flow Controlling and Energy saving DUCT)”は、2017年11月に特許を取得した船舶の省エネダクト装置です。

一般的なダクトよりも比較的低い位置に設置し、水平ストラット形状を工夫することでプロペラの水流を整えます。

これによりプロペラキャビテーションリスクを下げ、推進効率の向上を達成することが可能となりました。

当社独自に開発した“STF”や “ACE DUCT”、舵付加物等を組み合わせて装備することで、約8%の燃費低減を達成することが可能となります。

近年、GHG排出削減等の環境規制強化を背景に、船舶の省エネ化は一層レベルの高いものが要求される時代となっています。

省エネ技術の分野における競争力を強化するため、今後も研究開発に注力していきます。

デジタライゼーション

デジタル技術の変革スピードが加速していくなか、当社でもビッグデータの活用を推進しています。

AIS(船舶自動識別装置)などの船舶の動静データを分析し、新規開発船の企画に活用するほか、最新の開発船にモニタリング装置を搭載し、船舶の運航・推進性能に関わるデータを蓄積しています。

これらを解析することで実海域性能の把握に努めるだけでなく、船型開発へフィードバックし、性能及び品質の更なる向上を図っています。ビッグデータの活用には様々な可能性があると考えており、今後も適用領域を拡大していきます。

航路
航路
馬力カーブ
馬力カーブ
水槽試験
水槽試験