世界初注1「ソケットSPAR方式液化CO2輸送船」基本設計承認(AiP注2)を取得
当社は環境省による「環境配慮型CCUS注3実証拠点・サプライチェーン構築事業」における委託業務の一環で、「ソケットSPAR方式液化CO2輸送船」の基本設計承認(AiP)を一般財団法人日本海事協会(ClassNK)より取得致しました。
本実証事業は2050年ネットゼロに向けたCO2排出削減を背景としており、火力発電所などの工場で分離回収された液化CO2を海上輸送し、海底へ圧入・貯留させるCCSシステムの技術検討及び検証を行うものであります。当社は本実証事業のコンソーシアムメンバーである上野トランステック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:佐藤 典彦)から業務委託を受け船舶輸送技術の研究開発を行い、この度のAiP取得にいたりました。
【ソケットSPAR方式液化CO2輸送船イメージ図】
【ソケットSPAR方式イメージ図】
(環境省ホームページより抜粋)
AiP証書授与式の様子
左から 一般財団法人カーボンフロンティア機構 塚本理事長、
環境省 地球環境局 長谷川室長、一般財団法人日本海事協会 松永常務理事、当社 森本代表取締役社長、
上野トランステック株式会社 佐藤代表取締役社長
ソケットSPAR方式とはCO2貯留地の洋上に「ソケットSPAR」と呼ばれる洋上浮体を設置し、CO2輸送船から「ソケットSPAR」を通じてCO2を圧入するコンセプトとなります。輸送船に大型のギャングウェイを搭載し圧入作業時にはソケットSPARへ作業員の安全な乗降が可能なものとなっております。
(※今回のAiP取得の範囲はイメージ図赤枠液化CO2輸送船のみとなります。)
更に本事業ではCO2陸上試験設備を用いて、CO2独自の性状となるドライアイス化によって安全弁や配管が閉塞状態となり得るかどうかの一定条件やデータを取得、ClassNKとも協議のうえ、安全弁等で閉塞が起きない配管装置の設計指針を盛り込んでおります。
また将来的な長距離輸送も視野に入れ、低温低圧条件でのCO2冷却試験や再液化試験、ドライアイス化による閉塞の有無の検証も実施し、長期間のCO2液化状態保持が問題ないことも確認しております。
当社はこの度のAiP取得で得られた知見を活かして、将来的なCO2輸送需要に応えられるように研究を続けていきます。また造船事業と共にガスタンク事業も含めた両輪で今後の環境負荷低減への幅広いニーズに応えられるよう努力してまいります。
注1:当社調べ
注2:AiP=Approval in Principle(基本設計承認)
注3:CCUS=Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage「二酸化炭素(CO2)回収・有効利用・貯留」
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社新来島サノヤス造船
ガスタンク事業部 営業部
TEL:03-6373-0535 FAX:03-6373-0536
E-mail:gastanksales@sanoyas.skdy.co.jp
URL:http://www.sanoyas.skdy.co.jp



